HLD-300C 事例(情報カメラの運用事例)

CASE

株式会社長崎国際テレビ様

超低遅延MPEG-4 AVC/H.264コーデック「HLD-300C」による、情報カメラ運用事例です。

導入の背景
空港の情報カメラの更新にあたり、マイクロ(FPU)受信基地局設備の番組中継との兼用解消と本社での常時収録を行うため、空港~本社間の伝送のIP化を実施することしました。IP回線の場合はマイクロのような中継局の必要がないため、その分の設備を他に割り当てて有効利用出来るメリットもあります。

選定のポイント
以下を機器選定のポイントとしました。
・コーデックを超低遅延化しリモート操作で動体が追えること
・Genlock機能を有すこと
・RS-232C等情報カメラの制御線を介在出来ること
・コスト

HLD-300C選定理由
HLD-300Cが選定条件を満たしていたことと、FPU組み込みボード(MPEG-2)において既に超低遅延コーデックの導入実績があり、IBEXであれば問題ないと判断しました。

導入の効果と今後の展望
想定していたように、超低遅延コーデックのためリモートのカメラ操作がスムーズに行えるようになりました。また、本局から空港側のエンコーダの操作もリモートで行えるため、空港に出向いて作業することなく運用することが出来ております。
他の空港においてもHD化の予定があり、HLD-300Cの増設を検討しています。同じ機種を追加導入するメリットとして、HLD-300Cはエンコーダ、デコーダを切り替えで使えるため本局のデコーダをエンコーダ側のバックアップ機として転用することが可能なことがあり、万一の場合に有効な手段と考えております。

長崎国際テレビ株式会社
技術局 技術部長 石浜 浩司様