HLD-300C 事例(FPU伝送によるゴルフ中継)

CASE

RKB 毎日放送株式会社様

超低遅延MPEG-4 AVC/H.264コーデック「HLD-300C」をFPUに接続しゴルフ中継に採用した事例です。


導入の背景
ワイヤレスカメラと有線カメラが混在する中でライブスイッチングする場合、超低遅延コーデックが必要不可欠になります。弊社はこれまでMPEG2方式の超低遅延コーデックを長く使ってきました。昨今はMPEG2の2倍の圧縮効率であるH.264方式も一般的となってきています。MPEG2よりも低レートでこれまでのクオリティを維持したままで、より安定したFPU伝送が実現できることを期待して導入検討を始めました。

選定のポイント
FPUでの運用を前提とし、以下を選定のポイントとしました。
・低レート(約23Mbps)での画質
・超低遅延での動作が出来ること
・背負子や車載(二輪車)に収容出来ること
・コスト

HLD-300C選定理由
導入にあたり、3社の製品を実際に借用して評価を行いました。
1社はDC駆動が出来なかったため、まず選定条件が外れました。IBEXともう一社の比較検討を行い、サイズやコスト面を考慮してIBEX製品を選定致しました。

導入の効果と今後の展望
ゴルフ中継においては、目論見通りワイヤレスカメラと有線カメラとのスイッチングがスムーズに行えますし、より安定したFPU伝送が可能となりました。 今後はマラソン中継の二輪車への搭載を予定しており、その準備中です。限られたスペースのため、HLD-300Cは小型であるため非常に有り難いです。
また、ワイヤレスカメラでの運用もさることながら、超低遅延のニーズとして送り返し用途があります。HLD-300CはIPによる伝送も出来るので、FPUが利用出来ない環境においては、IP回線利用による送り返しにも使用したいと考えています。

RKB毎日放送株式会社
技術局制作技術部 持丸 昌範様